前書き †はじめに †コンピュータのプログラムを作成した人は少ないと思います。また、作成することにチャレンジしてもすぐに挫折された人は多いでしょう。細かい技術的な説明や記述の仕方などの説明にうんざりされたからでしょう。しかし、プログラムを作成することは、やりようによっては、それほど難しくありません。 本書の目的 †この解説書は、プログラミングの知識のない人でも、Perlを使えるようになるための基礎の基礎を教え て、練習します。言語、とくに英語に興味のある人が、英語を分析するために必要な処理をするプログラ ムを多少理解し使用できるようになります。 プログラミングには 2 つの大きな部分があります。1 つは論理で、どのようにコンピュータに目的の 作業をさせるか。そして、それを実行するために細かい記述作業をしなければなりません。本書では前者は間単に解説します。後者は基本的にはコピー¥&ペーストでします。多少の書き直しをする必要はありますが、長いスクリプトを最初から書くようなことは極力避けます。プログラムの知識がない人には、漠然としているかもしれませんが、イメージ的には、積み木を積み上げる要領で作成し、各々の積み木を材木から作成することは避けるということです。このような作業を通して、論理を理解して、さらに発展的に考えるようになる工夫をしています。 本書を使用する時の注意 †本書では、単に解説を読むのみでなく、練習問題を実際にして体得すれば、一応 Perlの論理の基礎が理解でき、公開されている Perlのプログラムを使用できるようになり、自分で簡単なプログラムは作成できるようになります。そのためには、必ず解説通りになるか付属のプログラムやファイルを使用して確かめて、練習問題も実際にしてください。解説を読んで理解しても、実際に使用できるようにはならないでしょう。 解説のみ読んで理解すれば、一応その用意されたプログラムは使用できるようになりますが、応用はできません。 本書を使用する前に †この練習問題をするには、Active Perl のインストールされた PC とサクラエディタなどのエディタが必要です。どちらも無料でインターネットで入手できますので、「Perlの準備」を参照してください。あと、Perlと名づけられたフォルダに必用なプログラムとそれで処理するファイルがあることを前提にして説明します。このフォルダを自分のコンピュータにまずコピーして、プログラムの実行もそのフォルダでされることを仮定しています。 ¥¥ ここで紹介する Perlのプログラムは主に永野が作成した「英語教師の容易な英語解析」で紹介されているものを北尾が改造したものです。ここで紹介するものはウィンドウズ XP の PC で実際に実行できることを確認しています。(マック Classic/OSX での使用の解説は省略します。「マック編」に PC とマックで異なることが説明されているので、それを参照してください。) 本書を終えれば †この解説書を使用して、90 分の手ほどきを受け、練習問題をすれば、驚くほど Perlが理解でき, 使用できるようになります。さらにレベルの高いことをしたい人は、この姉妹編の基礎編で学習してください。 本書でおおまかな Perlの論理は理解できるようになります。他人の作成した簡単なプログラムの中身を見れば、内容が理解でき、書き直しもできます。しかし、複雑なプログラムの作成は困難でも、プログラムできる人にどのようなプログラムを作成して欲しいかを的確に依頼することはできるようになります。 本書の構成 †本書は 3 課と附録の課の解説書と“ Perl”と名づけられたフォルダで構成されています。必用なプログラムとファイルはすべてそのフォルダに収納されています。このフォルダをコンピュータのハードディスクにそのままコピーしてください。このフォルダの中ですべての作業をします。 本書をすべて終えると、言語解析の基礎の基礎を Perlのプログラムで実行できるようになります。言語解析以外の基礎的なことも可能ですが、言語解析を目的にしているので、そのような作業の例が多くあります。 各課の構成 †各課は以下のような構成になっています。
このPerlの解説とサンプルのPerlのプログラムにより、読者がPerlのプログラムの基礎を理解し、多少のプログラミングができるようになり、言語解析や英語教育に役立てられることを願います。簡単なプログラムができることで、種々の疑問を自分で解決することが可能になるでしょう。 本書を利用して気づかれたことをお知らせください。今後も改善して、より役立つ解説書にすることに役立たせていただきます。 2006年8月31日 北尾 謙治 永野 友雅 |